20年来の慢性腰痛、もう手術しかないと言われたヘルニア、一生付き合っていくしか無いと諦めている坐骨神経痛。
腰痛は腰に。ヘルニアは背骨に。坐骨神経痛は、過去のヘルニアやお尻の筋肉に原因があると思っていませんか?
確かにそこに痛みが発生してるのですから全く無関係というわけでは無いんですが、そもそもなぜそこに痛みが発生しているか考えたことがありますか?
そこが見えてくるとあなたの症状は一気に変わっていくかもしれません。
腰痛、ヘルニア、坐骨神経痛の根本原因
5つの機能低下
原因は身体の機能低下です。
不快症状は「何らかの」持続的な機能低下に起因して発生した結果です。
痛みやコリなどの症状も同様の原因と結果であり、それが「脳が感じる何らかの感覚」として現れたものです。
ですから、どんな症状でも身体の機能低下に起因したものであれば、機能を正常に近い状態に整えることで負担が無くなり、本来の自然治癒力によって回復していくものです。
①血液、リンパ、脳脊髄液などの体液循環の不良
人間の体重の60~70%が水分と言われています。その流れが滞ると様々な不調、不快症状が引き起こされます。
血液の流れが滞ると細胞には、栄養分や酸素が十分に届かずに正常な働きができなくなってきます。
リンパの最大の役割は、細胞にとって不要となった老廃物や外から入ってきたウイルスや病原体、余分な水分の回収です。そして回収した老廃物をリンパ管を通じてリンパ節に運び濾過します。
この流れがスムーズに流れなくなると細胞に老廃物や余分な水分が溜まり、筋肉のコリやムクミにつながります。
そして脳脊髄液。ちょっとむずかしそうな名前ですが、簡単に説明すると頭蓋骨と背骨の中を循環して脳と脊髄を守る無色透明の体液です。
脳の周りを覆っていて脳を衝撃から守ったり脳に必要な栄養や酸素を運んだり、全身の神経が正常に働くようにしています。その他にも老廃物の排出やホルモンの運搬といった重要な働きを担っています。この脳脊髄液が滞ると健康・美容に様々な影響が表れます。
②自律神経の乱れ
自律神経は、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために24時間働き続けている神経です。
自分の意志とは関係なく、無意識のうちにはたらいている神経です。私達が眠っているあいだも、滞りなく身体が機能しているのはこの神経のおかげです。
おもに身体の活動時や昼間に活発になる交感神経と、おもに安静時や夜に活発になる副交感神経があり、その2つのバランスが損なうのが「自律神経の乱れ」です。
不規則な生活やストレスによって自律神経の働きが乱れると、身体の器官に様々な不調が表れます。
「便秘」「下痢」「疲れやすい」「疲れがとれない」「めまい」「立ちくらみ」 「不眠」「頭痛」「冷え」「動悸」「息切れ」「顔のほてり」「肩コリ」「食欲不振」「だるさ」代表的です。
自律神経を正常に保つことは、健康を維持する上で欠かせないものです。
③内臓機能の低下
内臓機能の低下は病院等の検査では異常が出るほどのものではありません。
東洋医学で言う・・・病気を発症する前の「未病」と言われる状態です。
機能低下とは内臓機能100%が一番良い状態とすると・・・ それが90%⇒80%⇒70%と働きが落ちている状態です。 簡単に言うと、内臓が弱っている状態です。
通常は骨格が歪むと血流が悪くなり内臓の働きも低下します。
なかなか治らない腰痛や背部痛も内臓障害が原因の事が多いです。 また、内臓が機能低下すると内臓も下垂してくるので注意して下さい。
④重心軸のズレ
私達人間は、耳が2つ、目が2つ、鼻と口が顔の中心にあり、腕が2本、脚が2本左右対称に存在しています。そうであれば、身体の重心は中心にあるのが通常です。その重心がズレてしまっている状態が重心軸のズレです。
真っすぐ立っているつもりが、左右どちらかに体重がかかっていたり、片足立ちをしてみると一方はブレずに立っていられるのに、もう一方はグラグラしてしまう状態がそうです。
身体の一方に負担をかけて生活しているわけですから、負担が強い方には影響があらわれるのはある意味自然なことです。
⑤左右対称性に機能できない身体
重心軸のズレとも共通するところがありますが、首の回旋で右は真横まで向けるけど左はそこまでいけないとか、右腕は真っすぐ上まで上がるが左腕はそこまで上がらないという状態です。
2本ある腕のうち、片方の腕だけを多用する。片足に体重をかけて立っているということが続けば、片側だけに疲労がたまり左右で動きが違ってくるのも当然です。
体は、使いすぎても使わなすぎても筋肉に不調がでるのです。
低下した身体機能を回復する方法
では、先に述べた5つの機能低下を解消するには、どうしたら良いのでしょう。
最初にもお伝えしましたが、不快症状は「何らかの」持続的な機能低下に起因して発生した結果です。
痛みやコリなどの症状も同様の原因と結果であり、それが「脳が感じる何らかの感覚」として現れたものです。
ですから、どんな症状でも身体の機能低下に起因したものであれば、機能を正常に近い状態に整えることで負担が無くなり、本来の自然治癒力によって回復していくものです。
生活が偏らないことが重要
そのためには、偏らない生活です。
食事でいえば、食べすぎない。もちろん無理なダイエットで食事を抜きすぎない。野菜だけの食事、肉だけの食事にしない。極端に塩辛い食事、甘い食事にしない。
要するに栄養バランスの整った食事を心がけましょう。
生活面では、睡眠不足や寝すぎ。お仕事の頑張り過ぎも体には毒です。適度に遊ぶ時間も必要ですし、運動不足にならなよう適度な運動も必要です。
要するに規則正しい生活が体を健康に保つうえで重要であるということですね。
ゆるく続ける
ただ体のためとはいえ、正しい生活をストイックにやりすぎるのもおすすめできません。
規則正しいとはいえ、それ自体がストレスになってしまっては、何の解決にもなりません。
人間は楽しくないと続きませんし、そもそも健康によくありません。
お友達と集まって飲みすぎたり食べすぎたり、夜遅くなってしまうこともあるでしょう。楽しい時間を過ごしたのならそれで良しです。そのあとでちょっと控えればいいわけです。
悪い生活が持続してしまうことが体に良くないのです。
生活が乱れてしまったら、正す。正しい生活が窮屈になったらハメを外すという感じでいいのではないでしょうか?
腰痛、ヘルニア、坐骨神経痛を防ぐには
先に挙げた5つの機能低下
- 血液、リンパ、脳脊髄液のうせいずいえきなどの体液循環の不良
- 自律神経の乱れ
- 内臓機能の低下
- 重心軸のズレ
- 左右対称性に機能できない身体
これらを解消するには、規則正しい生活です。
早寝早起き、栄養バランスの考えられた食事、適度な運動、正しい姿勢、水分補給といったものが必要になります。
血管やリンパ管などの循環に必要なラインが滞ることなく流れるために正しい姿勢を保つことが必要になります。
体液をスムーズに循環させるために水分が必要になります。
体液循環に必要な筋ポンプを稼働させるために適度な運動が必要になります。
日中に活動するためには、夜にはしっかりと休んで疲労を回復するための睡眠が必要です。
内臓に負担をかけないようにするためには、食べ過ぎないことが必要です。
内臓がしっかりと動くスペースを確保するために正しい姿勢が必要になります。
何かを正すことによって1つが解決するということではなく、1つを正すことで5つの根本原因の内いろんな部分へ良い影響が出ます。
ただ逆もしかりで、一つが欠ければ、様々なところに悪影響が出るということにもなります。
頑張りすぎず、正しい生活に近い生活を心がけましょう。
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