骨粗しょう症の概要
- 骨粗しょう症の症状
- 慢性の腰痛がある
- 背中が痛い
- 少しの衝撃で骨折する
- 背中が丸くなったり、曲がっている
- 身長が縮んできた など
骨粗しょう症になっても自覚症状はほとんどありません。
「骨粗しょう症(こつそしょうしょう)」は骨量が減少して骨がもろくなり病期で、骨折しやすくなります。
閉経後の女性に多く、高齢になると男性にも増えてきます。骨は体を支える役目と同時に体内のカルシウム貯蔵庫としての役目を担い、日々代謝しています。この骨代謝のバランスが崩れ、骨の吸収が多くなったり、骨の再生が少なくなると、骨量が減少します。
骨は永久不変ではなく、少しずつ変わっているのです。
骨粗しょう症になっても自覚症状はほとんどなく、骨折が起きて初めて痛みなどの症状があらわれます。背骨は骨粗しょう症による骨折の起こりやすい部位のひとつで、主に椎体(ついたい)がつぶれるように折れます。これを圧迫骨折といって、胸椎の下部から腰椎によく起こります。
骨粗しょう症による骨折は転倒などで急激に起こることもありますが、背骨の場合、徐々につぶれて変形し、高齢者の頑固な慢性腰痛の原因となっていることが少なくありません。こうした骨折が起きると、なんとなく疲れやすくなり、やがて腰痛があらわれます。
背骨の変形が進むにつれ、背中が丸くなり、身長が縮んできます。背骨の骨折は日常生活の活動性を低下させ、高齢者の寝たきりの原因にもなりかねません。大きく変形すると内臓の働きに影響が及ぶこともあります。
骨粗しょう症の原因は?
加齢
歳をとるにつれて、腸からカルシウムを吸収する働きが悪くなります。そのためカルシウム不足となり骨量が減少し骨の内部がスカスカになって、骨自体がもろくなります。
女性ホルモンの減少
女性の骨量は、成長期に増加して三十歳ころに最多となり、その後は減っていきます。
古い骨を溶かして新しい骨を作る「骨代謝」には女性ホルモンのエストロゲンが深く関係していますが、女性が「閉経」を迎えると、エストロゲンの分泌が急激に減るため骨量が減少します。
運動不足
適度な運動は骨の成長を助け、強く丈夫な骨を作りますが、体を動かす機会が少ない人は骨が弱くなります。
カルシウム、ビタミンD、日光浴の不足
骨の主成分はカルシウムです。カルシウムは体内に吸収されにくい栄養素で、その吸収を助けるのがビタミンDです。ビタミンDは日光にあたることで活性化します。
無理なダイエット
短期間で無理なダイエットをすると、必要な栄養素が不足して骨に影響を与えます。
喫煙、飲酒
タバコに含まれるニコチンによって血流が悪くなり、骨に十分な栄養が届かなくなります。
また胃腸の働きも悪化させるので、腸からカルシウムを吸収する働きが悪くなり骨密度を低下させます。
アルコールはカルシウムの吸収を阻害するうえに尿の中にカルシウムを溶け出させ、身体の外に排出してしまいます。
病気
糖尿病、肝臓病、腎臓病、甲状腺疾患など
薬の副作用
長期にわたって投与したステロイド薬などの副作用で骨量が減少することがあります。
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