あ~腰が痛い。
そんな時にお風呂に入るかどうか迷ったことはありませんか?
この記事では、腰痛の際にお風呂に入っても大丈夫なのか、それともやめておいた方が良いのか、また効果的なお風呂の入り方についてご説明しています。
1.腰痛時の入浴は大丈夫なのか?
一口に腰痛といってもその原因や症状は人それぞれ様々あります。
そこを踏まえて、お風呂に入って効果のある腰痛と反対に悪化してしまう恐れのある腰痛について説明します。
1-1.入浴を控えるべき腰痛
まずは、入浴をすると悪化する危険性があるので、お風呂を控えていただきたい腰痛です。
代表的なものは、ぎっくり腰(急性腰痛症)の初期(急性期)です。
ぎっくり腰の初期には患部に激しい炎症が起きているため、冷やして炎症を抑えることが先決です。
温めてしまうことで、炎症が促進されてしまう恐れがありますので、入浴は炎症が治まってからが望ましいです。
それまでは、汗を流す程度のシャワーで我慢しましょう。
ぎっくり腰とまではいかなくても、痛みのある部位に炎症(触ってみると他の部分より熱い感じがする)場合や、腫れがあったり、痛みが脈を打つようにズキンズキンとするようなら入浴は控えてください。
ねん挫等の場合も同じです。
ぎっくり腰になってしまった時の対処法をまとめた記事がございますので、そちらもご覧ください。
1-2.入浴で効果のある腰痛
ぎっくり腰のような患部に炎症がなければ、お風呂に入っていただくことはまず問題ありません。
入浴の目的は、体を温め血流をよくすることです。
ですので、入浴で効果のある腰痛は、筋肉の血行不良によってコリが生じている筋・筋膜性腰痛と呼ばれるものです。
一般的な腰痛の8割は、この筋・筋膜性腰痛によるものと言われ、腰の筋肉の過度な緊張や筋膜の損傷が原因で、骨や関節に異常は見られません。
疲労の蓄積によって起こる慢性症状で、多くの場合、症状はそれほど重くなく、休息と運動やストレッチで筋肉の柔軟性を高めることで改善が見込めます。
いわゆる慢性腰痛というものです。
疲れが溜まると腰が痛くなる方や同じ姿勢を続けていると腰が痛くなる方は、お風呂で体が温まると腰が楽になる場合が多いです。
もちろん腰だけの筋肉が血行不良を起こしているわけではなく、腰痛に関係する筋肉が血行不良を起こして固くなってしまい結果的に腰に痛みが生じてしまうこともありますので、温めるのは腰だけでなく全身(特に下半身)をしっかり温めましょう。
ただ、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの背骨や関節に由来する腰痛では、入浴していただくこと自体は急性期でなければ問題ありませんが、温めることによる直接的な効果は期待できないものと考えられます。
もちろんそれらの症状を引き起こした原因には筋肉のコリも関係しているので、全く無意味というわけではありません。
2.お風呂で体を温める効果
温かい湯船につかることで、得られる効能は様々あります。
まずは温熱効果で体が温まり血行が良くなります。血行が良くなることで、筋肉中の老廃物は流され、新しく酸素と栄養分を取り入れ疲労が回復します。
また汗をかくことで老廃物を体外へ排出することにもなります。
そのほかにも水の中では浮力と水圧が全身にかかります。
浮力によって体重が軽くなり、筋肉の負担が軽減され、緊張がほぐれやすくなります。
また、水圧により体全体への優しいマッサージ効果が生じます。そして体の末端で滞りやすい血液やリンパ液を心臓に押し戻す助けにもなります。
3.腰痛の際におすすめのお風呂の入り方
まず、血流が良くなっても流れている血液がドロドロでは、何の意味もありません。入浴の前にはコップ一杯のお水を飲むようにしましょう。
お風呂の温度はあまり熱くしすぎないことがポイントです。
だいたい38℃~40℃くらいのぬるめお風呂に15分~30分ゆっくと温まることがおススメです。
心臓への負担を考えると半身浴が望ましいのでしょうが、冬場は浴室暖房がないとお湯から出ている部分が寒すぎるかもしれませんね。
お風呂の中では、足の指を引っ張たり回したり、足裏をマッサージしたりするのも良いでしょう。その行為自体が手の指のマッサージになり手足に冷えがある方には、一石二鳥になります。
また、可能であれば時々湯船から上がり、少し温度を下げたシャワーを浴びて体の表面を引き締めて、また入浴することを繰り返すのも温まった状態を保つのに有効です。
そしてお風呂から上がったら、汗で失った水分を補給することも忘れないようにしてください。
風呂上がりのビールはひとまず置いておいてコップ一杯のお水を飲みましょう。
湯船に長い時間入っているのが苦手という方には、毎日は難しいと思いますが、温泉施設にある低温サウナもいいかもしれません。
低温サウナは、室内温度が40℃~60℃に設定されており、一般的な高温サウナのように蒸し暑さや息苦しさがなく、心地よく利用できます。
4.長岡市でおすすめの低温サウナ
長岡市近郊で低温サウナを設置している施設をご紹介します。(2019年10月現在の情報です。)
エコトピア寿
〒940-0015 長岡市寿3丁目6番30号
電話:0258-24-9322
開館時間:午前10時~午後8時
休館日:毎週月曜日(月曜日が休日の場合はその翌日)
入館料:350円~500円
体に優しい70度の低温サウナ
出典:エコトピア寿
還元陶板浴ひかり 長岡店
〒940-2112 新潟県長岡市大島本町3丁目8−12
電話:0258-29-1049
営業時間:午前9時~午後5時(受付は午後4時まで)
定休日:毎週金曜日
入浴料金:1,000円 / 回
施設内容:温浴室8人床(室温41℃~45℃/湿度LOW~45%)
更衣室、シャワー、トイレ、待合室
出典:還元陶板浴ひかり 長岡店
嵐の湯 長岡店
〒940-0875 新潟県長岡市新保1丁目21-2
電話:0258-89-8637
営業時間:土・日・祝問わず 朝10:00~夜9:30(最終受付午後20:00)
入浴料:大人2,500円(作務衣付) 小人(中学生以下)1,200円(作務衣付)
温度45℃の湿度80%で入る薬石浴。
出典:まいぷれながおか
みつけ健幸の湯 ほっとぴあ
見附市本町1丁目4番23号
電話:0258-86-1126
営業時間:朝8時〜夜11時(最終入場 夜10:30)
※岩盤温熱の営業時間 朝9時~夜10時
年中無休
岩盤温熱を含む利用料金:750円~900円
石のベットに専用着を着て横たわり利用するサウナです。
5.まとめ
腰痛時にお風呂での入浴は、患部に炎症がなければ、おススメです。ゆっくりとお風呂に浸かって一日の疲れを取って、しっかりと睡眠をとって体を回復させましょう。
ただし、お風呂で温めれば万事OKということではありません。
日常生活での腰に負担がかからない工夫や適度な運動、ストレッチ等も必要ですので、それらをうまく生活に取り入れて、腰痛の起きない体づくりを目指しましょう。
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