症状について考えるとき、多くの方が無意識のうちに、
- 病院がいいのか
- 整体がいいのか
- 自分で何かしたほうがいいのか
と、「どれが正解か」を探そうとします。
ですが実際には、病院・整体・セルフケアは、役割が違うだけという見方もできます。
「どれが正しいか」では整理できない理由
これまでの経験から、
- 病院に行っても変わらなかった
- 整体に行っても続かなかった
- 自分で体操をしても不安が残った
そんな声を聞くことがあります。
そのたびに、「選択を間違えたのでは」と感じてしまう方もいます。
でも多くの場合、選択そのものが間違っていたわけではありません。
病院が担っている役割
病院は、
- 検査をする
- 診断をつける
- 重い病気を見逃さない
という役割を担っています。
これは、安心して次の段階を考えるための土台でもあります。
病院で「異常なし」と言われたとしても、それは「何も起きていない」という意味ではなく、命や神経に関わる問題が否定されたという整理ができた、ということです。
整体が担っている役割
整体は、
- 体の使われ方
- 動きの偏り
- 負担がかかりやすい状態
といった、日常の中で積み重なる部分を扱うことが多い分野です。
ここで大切なのは、整体は
◦病気を治す場所
でも
◦すべてを解決する場所
でもない、という点です。
「今の体が、どういう状態にあるか」を一緒に確認する場所と捉えると、整理しやすくなります。
セルフケアが担っている役割
セルフケアは、
- 自分の体に触れる
- 動かしてみる
- 変化に気づく
という、日常と体をつなぐ役割を持っています。
ただし、
- 頑張りすぎる
- 正解を探しすぎる
- 毎日やらなければと追い込む
ようになると、かえって負担になることもあります。
セルフケアは「治すための義務」ではなく、体の状態を知るための手段と考えるほうが、長続きしやすいです。
役割が違うだけで、上下はありません
病院・整体・セルフケアは、
- 優れている
- 劣っている
という関係ではありません。
それぞれが、
- 何を確認する場所か
- 何を目的とするか
が違うだけです。
どれか一つを選んだからといって、他が不要になるわけでもありません。
迷いやすいのは「全部を一つに期待するとき」
混乱が起きやすいのは、
- 病院に行けば全部分かるはず
- 整体に行けば全部良くなるはず
- セルフケアだけで何とかなるはず
と、一つの選択肢に、すべてを期待してしまうときです。
役割を分けて考えると、
- 今は何を確認したいのか
- 何が分かれば次に進めるのか
が、少し見えやすくなります。
今の状態に合わせて、使い分けてもいい
大切なのは、
- どれを選ぶか
ではなく - 今の自分が、何を必要としているか
です。
不安が強いときは、安心を得る役割が必要かもしれません。
状態を知りたいときは、体の使われ方を見る視点が役に立つこともあります。
日常を整えたいときは、無理のないセルフケアが合う場合もあります。
「切り替える」ではなく「重ねる」
これまで、
- 病院も行った
- 整体も試した
- 自分でもいろいろやってきた
という方は、それらをやり直す必要はありません。
それぞれの役割を理解した上で、必要な部分だけを重ねていけばいい。
そう考えると、これまでの経験も無駄ではなかったと感じられることがあります。
ここまで整理できれば、十分です
病院・整体・セルフケアをどう使い分けるかは、すぐに決めなくても大丈夫です。
まずは、それぞれの役割が違うという前提を持つだけで、迷い方は変わってきます。
今は、ここまで整理できていれば十分です。
