痛みやしびれが続くと、
「このまま良くならないのでは…」
「何か間違ったことをしているのでは…」
そんな考えが、頭の中を行ったり来たりすることがあります。
不安が強いときは、まず気持ちを落ち着かせることが大切です。
けれど、少しだけ気持ちが落ち着いてくると、今度は「じゃあ、どう考えればいいんだろう?」と、別の戸惑いが出てくることも少なくありません。
この記事は、治し方を考えるためのものではありません。
何かを決めるための記事でもありません。
今の状態を、無理なく整理するための“考え方の整理” だけをお伝えします。
視点①
「症状」と「状態」は、同じではありません
痛みやしびれは、目に見えやすく、感じやすいものです。
多くの方が、これをそのまま「今の体のすべて」として捉えてしまいがちです。
けれど実際には、
- 痛み・しびれ = 症状
- 体が今どういう状況にあるか = 状態
この2つは、同じではありません。
症状は強く出ていても、体の状態そのものは少しずつ整ってきている場合もあります。
逆に、症状が軽くても、状態としては負担が溜まっていることもあります。
ここを一緒にして考えてしまうと、どうしても気持ちが追い込まれやすくなります。
まずは
「今、出ているのは症状」
「状態は、もう少し広い目で見ていい」
そんなふうに、分けて考えてみてください。
視点②
強さより「続き方」を見てみる
痛みがあると、
「今日は10段階でいうと8」
「昨日より強い」
と、強さに目が向きがちです。
もちろん、それも大切な情報です。
ただ、それだけで判断しようとすると、気持ちが揺れやすくなります。
そこで、もう一つの見方として「続き方」 に目を向けてみてください。
たとえば、
- 強い日と弱い日が交互にある
- 朝と夜で感じ方が違う
- 数日前と比べると、質が変わってきている
こうした変化は、良い・悪いとすぐに判断するものではありません。
「どういう出方をしているか」
「どういう流れになっているか」
評価ではなく、観察 するだけで十分です。
視点③
今は「動き続ける時期」か、「整えることを優先する時期」か
不調が続くと、
「何かしなければ」
「今のままではいけない」
と感じるのは、とても自然なことです。
ここでいう 「動く」 とは、体を無理に動かすことだけを指しているわけではありません。
- 新しい治療法や対処法を探し続けること
- いくつもの情報を比べて判断しようとすること
- 「これも試したほうがいいのでは」と、次の行動を考え続けること
こうした 頭と気持ちを動かし続ける行動 も含まれています。
一方で、体の状態によっては、これ以上「探す」「試す」「判断する」ことが、かえって負担になってしまう時期もあります。
そんなときは、
- 今ある情報を増やさない
- 無理に結論を出そうとしない
- 体にも気持ちにも刺激を増やさない
といった、「整えることを優先する選択」 が合っている場合もあります。
これは、何もしないという意味ではありません。
今の状態に合わせて、負担を増やさない方向を選ぶ という、立派な判断です。
「今は、動き続けるよりも整える時期かもしれない」
そう考えられるだけで、気持ちが少し緩むこともあります。
まとめ
整理できただけで、十分前に進んでいます
この記事を読んで、何かを決める必要はありません。
今すぐ行動を起こさなくても大丈夫です。
- 症状と状態を分けて考えられた
- 強さ以外の見方を知った
- 今の時期について考えられた
それだけでも、「考えられる状態」に少し戻ってきています。
焦らず、比べず、今の自分の状態を、静かに見つめるところからで十分です。
