症状がつらいときに、まず整理しておきたい3つの視点

痛みやしびれが続くと、
「このまま良くならないのでは…」
「何か間違ったことをしているのでは…」
そんな考えが、頭の中を行ったり来たりすることがあります。

不安が強いときは、まず気持ちを落ち着かせることが大切です。
けれど、少しだけ気持ちが落ち着いてくると、今度は「じゃあ、どう考えればいいんだろう?」と、別の戸惑いが出てくることも少なくありません。

この記事は、治し方を考えるためのものではありません。
何かを決めるための記事でもありません。

今の状態を、無理なく整理するための“考え方の整理” だけをお伝えします。

目次

視点①

「症状」と「状態」は、同じではありません

痛みやしびれは、目に見えやすく、感じやすいものです。
多くの方が、これをそのまま「今の体のすべて」として捉えてしまいがちです。

けれど実際には、

  • 痛み・しびれ = 症状
  • 体が今どういう状況にあるか = 状態

この2つは、同じではありません。

症状は強く出ていても、体の状態そのものは少しずつ整ってきている場合もあります。
逆に、症状が軽くても、状態としては負担が溜まっていることもあります。

ここを一緒にして考えてしまうと、どうしても気持ちが追い込まれやすくなります。

まずは
「今、出ているのは症状」
「状態は、もう少し広い目で見ていい」
そんなふうに、分けて考えてみてください。

視点②

強さより「続き方」を見てみる

痛みがあると、
「今日は10段階でいうと8」
「昨日より強い」
と、強さに目が向きがちです。

もちろん、それも大切な情報です。
ただ、それだけで判断しようとすると、気持ちが揺れやすくなります。

そこで、もう一つの見方として「続き方」 に目を向けてみてください。

たとえば、

  • 強い日と弱い日が交互にある
  • 朝と夜で感じ方が違う
  • 数日前と比べると、質が変わってきている

こうした変化は、良い・悪いとすぐに判断するものではありません。

「どういう出方をしているか」
「どういう流れになっているか」

評価ではなく、観察 するだけで十分です。

視点③

今は「動き続ける時期」か、「整えることを優先する時期」か

不調が続くと、
「何かしなければ」
「今のままではいけない」
と感じるのは、とても自然なことです。

ここでいう 「動く」 とは、体を無理に動かすことだけを指しているわけではありません。

  • 新しい治療法や対処法を探し続けること
  • いくつもの情報を比べて判断しようとすること
  • 「これも試したほうがいいのでは」と、次の行動を考え続けること

こうした 頭と気持ちを動かし続ける行動 も含まれています。

一方で、体の状態によっては、これ以上「探す」「試す」「判断する」ことが、かえって負担になってしまう時期もあります。

そんなときは、

  • 今ある情報を増やさない
  • 無理に結論を出そうとしない
  • 体にも気持ちにも刺激を増やさない

といった、「整えることを優先する選択」 が合っている場合もあります。

これは、何もしないという意味ではありません。
今の状態に合わせて、負担を増やさない方向を選ぶ という、立派な判断です。

「今は、動き続けるよりも整える時期かもしれない」
そう考えられるだけで、気持ちが少し緩むこともあります。

まとめ

整理できただけで、十分前に進んでいます

この記事を読んで、何かを決める必要はありません。
今すぐ行動を起こさなくても大丈夫です。

  • 症状と状態を分けて考えられた
  • 強さ以外の見方を知った
  • 今の時期について考えられた

それだけでも、「考えられる状態」に少し戻ってきています。

焦らず、比べず、今の自分の状態を、静かに見つめるところからで十分です。

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この記事を書いた人

腰痛ケアスタジオLines.
山井 恭三郎

当院では、無理に通院をすすめないこと、今すぐ通う・通わないを決めなくてもいい選択も大切にしています。

ブログでの文章も、実際に相談を受けるときと同じ距離感で書いています。

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